「幸せになる住まい」の匠・石ヶ谷 英明(一級建築士)です。       
       
12月13日に名古屋でクレバリーホーム加盟店への技術研修がありました。       
       
内容は、「熊本地震からの警告」 新耐震基準でなぜ 建物は倒壊してしまったのかでした。       
       
       
倒壊の原因と思われる事柄       
       
①耐震性の地域格差       
       
1) 設計地震力の計算に使用される係数    「地震地域係数」が低かった  
       
 地震の発生しやすさによって地域ごとに変えている係数です。      
       
2) 熊本県の場合、地域によって違いますが「0.8又は0.9」です       
       
 地震の規模にしては、係数が小さかった「地震地域係数」が低かったと思われる      
       
       
3) 静岡県の場合は、「1.2」なので おおよその目安ですが、      
       
 熊本県より 静岡県は1.33~1.5地震に強い住まいになっています。      
       
②壁の直下率  (営業 鈴木のブログと重複します)     
       
1) 1階2階の壁・柱が合致している割合を直下率と言います。      
       
2) 現在の基準法では、直下率のルールは、ありませんが      
       
 倒壊した家は、直下率が低かったように思われるとのことでした。      
       
       
3) クレバリーホームの基本構造は、直下率を考えての構造なっています。      
       
       
 以上があくまで話を聞いた中での、個人的な木造住宅についての考えです。      
       
 このことを決めつけるには、事例数の問題もあり断定はできませんが、      
       
 家族の安全を考えての住まいづくりを、今以上に考えなければ      
       
 いけないと改めて考えさせられる一日でした。