「幸せになる住まい」の匠  石ヶ谷英明(1級建築士)です。   
   
前回は、断熱について、お話させていただきましたので、今回は、通気についてお話させてください。   
   
通気といっても、外壁通気工法です。   
   
そもそも外壁通気って何のことと思っている人って多いと思います。   
   
   
現在の木造住宅の外壁の構造の多くは、その内部が下記のような構造になっています。   
   
① 柱・梁(軸組)と外壁との間に、防水性と透湿性を兼ねたシートを挟みます。   
   (透湿防水シート:湿気は通すことができるが水は通さないシート)
②壁の中に断熱材を入れます。   
   
ただし、住宅の中と外の温度が違いすぎると結露が発生して断熱材の中がびしょびしょになったりします。   
   
また、温度差だけでなく、内部から湿気が 外壁からの湿気が、入ってくることが考えられます。   
   
これによって、カビが発生したり、木材が腐ったりし建物の耐久性を損なうことが考えらえます。   
   
③このような状態を改善する為に、壁体内の湿気を外部に放出する方法として   
   
「外壁通気工法」が考え出されました。   
   
 壁の中の透湿防水シートと外壁との間に外気が流れる空間(層)をつくり  
   
 壁内の湿気を、透湿防水シートから通気層を通して、外部に放出する方法です。