「幸せになる住まい」の匠・石ヶ谷 英明(一級建築士)です。
今日は、「キッチン」についてお話させていただきます。
「手際のよい人がつくった料理は大変おいしい」
個人的な意見ですが、多くの方に賛同いただけるのではないのでしょうか。
その逆もまた真なり。
今夜のディナーのできばえは、レシピ選びもさることながら
調理する人の手際のよさにも左右されます。
冷たく冷やして食べたいものは先にこしらえて冷蔵庫に、
熱々で出したいものは、出来立てをそのまま食卓に
狭いスペースで材料や調味料が目まぐるしく行きかうキッチンは、空間デザインはもとより、
出来るだけ機能的であることが求めれれます。
キッチンに収める機器は、いくつもありますが、その代表格は、
冷蔵庫・コンロ・シンクの3つ そこにまな板を置くスペースを加えたものを、キッチン機器四天王と呼ばれています。
では、この四天王をどのように配置したらよいのでしょうか。
料理の基本手順に従って配列するとよいのでは
① 食材を取出し 冷蔵庫
② 洗う シンク
③ 切る・刻む まな板
④ 鍋に入れる コンロ
キッチンが,どのような形状であれ この① ② ③ ④のリズムを守れば使いやすくなります。
キッチンは、料理の手順を意識して設計しないと使いづらくなります。

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